自分の肌に責任を持つ。
先日、実家に帰省した時に昔のアルバムを見返していたら
こんな写真を発見しました。
大学1年生、初めての夏のハジけていた頃です(笑)
後にも先にもこれ以上髪色を明るくしたことはなくて、
その理由はもともと痩せていた髪が脱色により
さらにボロボロになってしまったからでした。
健康を抜きに考えれば、何事にも無謀にチャレンジできた幸せな時代です。
あの体験があったからこその今があるので、後悔はしていないのですが
コスメジプシーだった当時を思い返すとつらいものがあります。
雑誌やテレビを見ると綺麗な肌の女優さんやモデルさんが常に写っていて
自分の肌と比べては落ち込んでいました。
期待を込めて新しいコスメを買うも、失敗するの繰り返し。
ひどい時には男友達に「劣化した」と言われて傷ついたこともあります。
でも、何も努力をしていなかったので当然といえば当然です。
お肌と向き合うのではなく、どうやって装うことばかりを考えていたから。
その思いとは裏腹にどんどん劣化していくことに不安を感じていました。
年を重ねた今は、自分の肌との付き合い方がわかってきたので、
お手入れをサボればすぐに肌に表れるし、一方きちんと手間をかければ
手間をかけた分だけ結果が跳ね返ってくることも知っています。
調子の良い日悪い日に一喜一憂することもなくなりました。
それはつまり、自分で自分の肌に責任を持てるようになった、
ということかなと思います。
「肌は自分で守らなくちゃいけないのよ」と教えてくださった
恩師の言葉が今も熱く胸に響いています。
若い時と同じようにスキンケアをしていたらお肌は綺麗になりません。
けれどひとたびお肌のメカニズムを知り、肌が必要としているものが何かを
知ることができれば、化粧品の選び方から変わってきます。
星の数ほどある化粧品の中から探し出すので平坦な道のりではないけれど、
一生付き合っていく自分の肌に係わるものなのだから
その苦労はとても価値あるものだと私は思います。